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当院は福岡市で約100年に渡って続いているベッド数10床、年間300位の分娩を扱う診療所です。
四代に渡って続いている当院がたどり着いたところは自然分娩と母乳育児支援でした。自然の営み(母性)が生み出す神秘、やさしさ、すばらしさ、驚異は医学がどんなに発達しても及ばないかも知れません。むしろ科学的で冷静な目をもって安全性の中で母性を最大限に引き出すように努力する事も大切に思います。
日本母乳の会の皆様のおかげで平成15年8月に“赤ちゃんにやさしい病院(ユニセフ&WHO)”の認定を受ける事ができました。自然分娩の達成感や母乳育児の楽しさを1人でも多くのお母さんに感じてもらいたいと思います。
○診療科目
産科 婦人科
○診療時間
平 日 午前9時00分〜12時30分
平 日 午後2時30分〜-6時00分
水・土日 午前9時00分〜12時30分
○休診日
日曜・祭日
(ただし、急患・分娩時は随時受付けます)
○アクセス
福岡空港より 地下鉄 タクシー
JR博多駅より タクシー
地下鉄 呉服町駅下車 徒歩5分
西鉄バス 呉服町バス停下車 徒歩5分
○所在地 地図へリンク
〒812-0025
福岡市博多区店屋町8-10
TEL 092-291-0328
FAX 092-291-5070
○GPS・カーナビ用(経度・緯度)
E130.24.43.2 N33.35.37.2
MapFanの地図へリンク
○理事長 森下 裕 (もりした ゆたか)
昭和28年 九州大学医学部卒業
昭和35年 九州大学産婦人科講師
昭和37年 国立小倉病院産婦人科医長
昭和41年 森下産婦人科副院長
昭和50年 〃 院長
平成16年 〃 理事長
○院長 森下 哲哉 (もりした てつや)
昭和59年 福岡大学医学部卒業 / 九州大学医学部産婦人科入局
- 佐世保共済病院、こども病院、浜の町病院等に勤務 -
平成4年 森下産婦人科医院勤務
平成6年 生殖生理に関する研究にて医学博士(九州大学医学部)修得
平成16年 森下産婦人科院長
モットー:体にやさしい医療を考え、自然分娩や母乳育児支援、
および東洋医学(中医学)にライフワークとして取り組んでいます。
○副院長 森下 富士夫 (もりした ふじお)
昭和60年 福岡大学医学部卒業 / 福岡大学医学部産婦人科入局
- 福岡大学医学部付属病院、福岡赤十字病院、福岡鳥飼病院、
鹿児島のぼり病院等に 勤務 -
平成7年 妊娠ヒト子宮筋の収縮に関する研究にて医学博士修得
平成9年 森下産婦人科副院長
モットー:赤ちゃんに優しい出産と母乳育児の推進を心がけています。
○エントランス
落ち着いたエントランス横には止めやすい駐車場を完備しています。
○受付
いつも明るく笑顔を絶やさず、患者様をお迎え致します。
○待合室
ゆったりした空間に流れるBGMと、愛らしい熱帯魚が心を和ませてくれます。
○キッズコーナー
小さなお子様の為に玩具や絵本などで遊べるスペースを設けました。
○個室
病室を感じさせない明るくかわいらしい部屋には、給湯洗面台・トイレ・ 冷蔵庫・テレビ等、充実した設備が整っています。
○階段ホール
シャンデリアのある高い吹き抜けとゆとりを持ったレイアウトで、患者様や お見舞いのお客様をおもてなしします。
お産は1人の女性が母親になる感動的な瞬間です。意識と体の感覚がはっきりしている方がその瞬間は鮮明な出来事に感じられます。また人生の中で、自分の(潜在)能力に対する自信を深める(〜自信を取り戻す)絶好の機会とも言えます。乗り越えるための困難が、乗り越えた後の充実感、母子に絆を深めます。自然に産めたという自信は、その後の育児への自信にもつながっていきます。そのような考え方にたち、個人個人の母性を大切にして自然分娩に導くことを目標にしています。もしなんらかの医学的理由で自然分娩にならなくてもその努力は悔いのない結果として受け止められます。
●日頃から散歩などを取り入れよく歩くこと〜適度な運動を心掛ける事
(但しそれによりひどくお腹が張ってくるようなら医師に相談しましょう)。
●陣痛発来後は、息を吐くのを中心とする呼吸(フーフー呼吸、ヒッヒッフー呼吸)をする事により、体の疲労や緊張を最小限にする事(ラマーズ法)。リラックスし自然に呼吸法が身に付くマタニティーヨーガは有効な方法です。
●上体をおこす姿勢をとり重力をうまく利用する事。
●いきみたくなり始めても、意識して息を吐くのを中心とする呼吸をする事によりやり過ごし、抑制できない部分のみ自然に力が入るようにする事(息を止めて長くいきみ続ける事を避ける事)。
※ 肥満は、胎児が大きくなり過ぎる事、子宮筋の周りに余剰組織があるため収縮力にブレーキがかかる事、軟産道の内径が余剰組織のため狭くなる事など全ての点で難産に傾きますので是非予防してください(標準体重の人なら10Kg前後の体重増加がめやすです)
Q:自然分娩では、痛みにじっと耐える事が必要でしょうか?
A:陣痛は”痛み”の文字が入っていますが、ケガをした時の痛みとは異なりお産が終わればすみやかに消失します。陣痛の痛みは胎児を産み出す子宮その他の筋肉痛であったり、子宮口や膣などの軟産道が広がるときのストレッチ痛です。
陣痛発来後は息を吐くのを中心とする呼吸で努めてリラックスする事で軟産道のストレッチをスムーズに行ないます。上体を起こして重力をうまく見方に付け、最小限の自然な、いきみを心掛ける事で、無駄な力を入れず胎児を生み出す力を最大限に発揮します。
これらを陣痛が始まってからでなく、妊娠中から心掛ける事で、自信をもってスムーズにお産を乗り越える事ができるのです。
Q:自然分娩の途中で異常な経過になったときはどうするのでしょうか?
A:分娩が長く遷延して進まずママの疲労が心配なときや、破水後時間がたっても陣痛がこないで感染が問題となってくる時、さらに胎児の状態が危険なときなどでは、陣痛促進剤や吸引分娩、さらには緊急帝王切開術等を行う事もあります。そのような時はまず赤ちゃんそしてママの安全が優先されます。
Q:立ち会い分娩は可能ですか?
A:患者さんがお産の瞬間をはっきり感じ取りママになった実感が湧くように、御主人もその場に立ち会うとパパになった実感が強く湧きます。するとママをいたわり、育児の手伝いをしてくれるかも知れません。パパが少しでも育児参加をしてくれると、ママが育児を楽しめるようになります。ですから立ち会い分娩は希望があれば勧めています。但し苦手な御主人もおられますのでご夫婦でよく話し合って考えてください。
自然にママと赤ちゃんとのスキンシップが多くとれ、絆が深まるのが何より好ましいところです。
ママには我が子がかわいくてたまらなくなり、いとおしむ気持ちがあふれるようになり、育児が楽しくなります。赤ちゃんにはママがいつまでも自分を愛してくれるという安心感が生まれ、心の土台(ふるさと)ができあがります。また愛された経験は自然に、自分を大切にする気持ちと人を愛する心を生み出します。
母乳育児を成功させるポイントは山内3.5ヶ条で言い表せます。
すなわち
1 . お産後30分前後での早期授乳
2 . 母子同室(赤ちゃんといっしょに生活すること)
3 . 頻回授乳(最初の24時間で8回以上の授乳)
0.5 . 妊娠中からの乳管開通操作です。
その他にWHO(世界保健機構)では、“母乳育児を成功させるための10ヶ条”の中で、同じ育児奮闘ママ同志でお友達を作る事などを提唱しています。
入院中に誠意をこめて支援しますので、大丈夫です。
母子の心のやりとりは母乳という栄養を与えながらのスキンシップによって行われます。母乳という栄養をそれに近いミルクで代用すれば栄養面ではほぼ問題ありません(病気に対する抵抗力を付ける事は母乳の方が優ってます)が、授乳行為という自然のスキンシップが薄れるかもしれません。いざという時はミルクという優れた代用品があるからこそ安心して母乳育児が楽しめるのです。
Q:お産後疲れているのに直後からいつも赤ちゃんといっしょ(母子同室)なのはちょっと大変なのではないでしょうか?
A:お産以外の労働後の女性のイメージで考えるとそう思われるでしょう。実際はお産後6時間位まではアドレナリンというお産前後の体の大変さに耐えるためのホルモンが多く体をめぐっているため心身とも興奮状態が続き(たとえ赤ちゃんがそばにいなくとも)眠れません。それは赤ちゃんとの大事なふれあいのためなのかもしれません。そして、赤ちゃんが泣いたら授乳し、赤ちゃんが眠っているときはママも1時間でも2時間でも体を休めます。産後は次第にコマ切れでも深い睡眠がとれる体になり、母乳育児と併行して疲れもとれていきます。
(当院では退院後に匿名アンケートをとったところ92%のママが出産直後からの母子同室に賛成でした。)
Q:お産後から母乳は多くはでないと思うのですが、糖水やミルクを与えないで赤ちゃんは大丈夫でしょうか?
A:赤ちゃんはママの母乳分泌がよくなるまでの3〜4日間はお弁当と水筒をもって生まれてくるのでほとんどの方は大丈夫です。この最初の3日間の授乳による乳頭刺激が最もその後の母乳分泌に大切です。乳汁が出るようになってから授乳するのではなく、乳汁が出るのを促進するために早期から授乳するのです。しかし、どうしても乳汁分泌が十分でない方もいらっしゃいますので医学的に必要であれば糖水やミルクを追加する事も稀にあります。
Q:母乳育児を続けると疲れがでませんか?
A:生まれた直後から赤ちゃんの要求に合わせた授乳をする事により赤ちゃんがお腹が減るリズムと乳汁分泌のリズムが次第にぴったりと合ってきます。すると疲れもとれ、とても楽な育児となり、退院の頃には母乳育児に自信をもって元気に帰られます。
なかには疲れがとれにくい方もいらっしゃいますが、退院後は母子同室にも戸惑う事がなく、母乳育児をマスターしているので次第に疲れもとれ、楽しい育児になり、その時に母子同室でよかったと理解されます。また産後2〜3ヶ月経つとママがどんどんスリムになり軽い栄養不足で疲れる事もあります。ちょっとしたアドバイスや漢方薬などで良くなる事も多いのでそんな時は受診していただきたいと思います。
母乳育児に備えて・臨月のころから
ヒトの乳首は他の哺乳類に比べ、服で覆われている事や乳首の先が横向きのため乳管が詰まりやすいのです。乳管を開通させ乳頭・乳輪を柔らかくする事で赤ちゃんが吸いやすくなります。
着替える時とかお風呂で暖まったときなどに数回/日、各乳房3分位ずつ行いましょう。
乳管開通操作 その1
1、乳輪の境界に親指、示指、中指の3指の腹を当て、皮膚に垂直にゆっくり押します。
2、押しながら3指の腹を(乳管洞の奥で合わせるように)乳輪全体をつまみます。
3、3指の腹でつまんだまま、乳頭の先に向かって3指をすりあわせ、しごくような感じで引きのばし、乳頭よりゆっくりと指を離します
乳管開通操作 その2
親指、示指、中指の腹で乳頭を縦、横、斜め全方向にもみほぐしながら、乳頭の先に向かってずらしていきます。
硬い部分があれば重点的に行いましょう。
○母親学級
自然分娩やお産の経過、そして母乳育児などがテーマです。
御主人やお母様の参加も歓迎します。
○マタニティヨーガ入門講座
自然でスムーズなお産に積極的に取り組むために役立ちます。
○お茶会
お産を無事成し遂げた入院中の新米ママ同士の交流の場です。
お産体験談やホヤホヤの育児話ですぐ盛り上がり、お友達が出来ます。
○2ヶ月育児相談
自宅で奮闘している産後2ヶ月のママ同士の気分転換です。
離乳食のお話もします。
○ママ会
2ヵ月育児相談にみえたママを対象に
お産後1年経過したママと赤ちゃんの同窓会を行っています。
※他院での出産予定の方の参加は施設間で支援方法が異なり、 混乱を招くので原則としてお断りしています。